- おもいぐさ
- I
おもいぐさ【思ひ種】物思いのたね。II
「これを見るたびにいや増しの~/謡曲・松風」
おもいぐさ【思ひ草】(1)ナンバンギセルの古名か。「道の辺の尾花が下の~/万葉2270」
〔和歌では多く「思い種(グサ)」とかけて詠まれ, また忍ぶ恋をする人にたとえられる。 古来, 種々の説があり, オミナエシ・シオン・ススキ・ツユクサ・サクラ・リンドウ・チガヤ・ナデシコなどの異名ともいう〕(2)タバコの異名。「一わの火縄に火を付けて相合ぎせる~/浄瑠璃・丹波与作(下)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.